無足場アンカー工法
ドローン撮影した無足場アンカー工法施工です
施工現場周辺の環境保全を実現させた画期的な新工法
無足場アンカー工法について
【国土交通省新技術情報提供システム/NETIS登録番号 CG-090003-VE】
土木工事においては、「より早く」「より品質良く」「より安全に」に加え、「現場周辺への環境保全」が求められています。そうした声に答えるべく開発された無足場アンカー工法は、ワイヤー駆動による小型削孔機で施工し、仮設足場不要なので、搬入道路などの仮設工事も省略できます。
その為、すぐに主体工事に着工でき、工期が短縮できて地元住民への精神的負担や周辺環境への影響が軽減され、総工費も軽減されるので、これからの時代にふさわしい工法です。

SDW(無足場アンカー)工法の索道設置風景


索道搬入により、搬入路・クレーン不要で、施工難所や併用工事の高低に影響が少ない施工対応性の高い工法

障害物など施工困難地でも施工可能

クレーンの常駐無し!同時施工可能

狭小地・急傾斜地でも樹間施工
従来型と無足場アンカー工法の比較
従来型
大規模仮設設備が工程性・経済性・安全性等々において制約がありました・・・

足場仮設と大型機械・資材搬入、組み立て、大掛かりな移動と施工、解体
無足場アンカー工法
ワイヤー緊張方式で足場仮設を排除、主体工事に直接着工できます。


木が無くても人工支柱で施工可能

分離型削孔機で高所施工・交通規制遠隔回避
削孔反力対応構造比較
反力の取り方の違いについて

フィードモーター、削孔機性能、削孔部重量等を総合して推進力を作り出す
比較項目 | 足場設置式工法 | 無足場アンカー工法 |
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①反力対応 | 削孔機+フィード力+動力部重量 | 削孔機重量+フィード力+ワイヤー張力 |
②補助設置 | 施工能力要求⇒①増大⇒足場増大 | 施工能力要求⇒①増大⇒反力増強 |
なぜ小型機(軽い)で大型削孔機(重い)の性能が発揮できるのか?
※削孔に回転・打撃・推進力は必須
要因 | ロータリーパーカッション | 無足場アンカー工法 |
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①反力の違い | 上図のように重量で対応する 実際、動力機械といったいになっている |
上図のように緊張力で対応する |
②最大削孔長 | 出力55kwで最大削孔長60m つまり削孔ロッド40kg/mとして2.4t 性能の引上げモーターが必要 |
最大削孔長20m(削孔機小型軽量) つまり削孔ロッド40kg/mとして0.8t 性能の小型軽量引上げモーターが必要 |
③削孔機構造の違い | 回転力⇒油圧、打撃力⇒油圧 大量の油が必要 |
回転力⇒油圧、打撃力⇒空気 重量の影響なし |
重量3tの削孔機 | 重量0.3tの削孔機 |